小児科医師による診察で診断名を聞けずに帰った日
【自閉症スペクトラム】

成長記録

今回は診察の様子を振り返ります。

小児科医師による診察日でしょごと一緒に

行きました。

診察がはじまり30分すぎたくらいでしょうか。

「今お子さんを見ている段階で診断をつけることができます、今その診断を聞かれますか」 

医師から言われました。

みただけで?

どうして?

頭が真っ白になり

私ひとりで聞くこともできず、

医師からすすめられた集団療育見学の

予約だけをして帰りました。

今の私ならすぐ診断を聞いて、その後の
福祉サービス
(特別児童扶養手当、療育手帳など)の

手続きを進めていましたが、

当時の私はまだ違うんじゃないか、

「今すぐに聞かなくてもいいですよ」の言葉に

逃げてしまい次回の集団療育の予約だけして

帰りました。

診察内容

  1. 聴診器にて健康チェック
  2. 名前、年齢の質問
  3. 好きなおもちゃで遊びながら様子をみる
  4. 医師からの診断
  5. 次回集団療育の見学予約

受付をすませて、待っていると

前回発達相談をしたスタッフの方が来られ

一緒に診察に入っていただくことに。

名前を呼ばれ診察室に入りました。

1.聴診器にて健康チェック

診察室に入ると12畳の広さで

医師の先生

看護師の方

がいらっしゃいました。

白衣は着ていなくて、看護師の方も

キャラクターのエプロンを着ていて

しょごもそこまで警戒せず入れました。

医師の先生がいて近くに

私としょごの椅子が準備されていましたが、

はじめての場所なのでしょごは椅子に座らず

ウロウロしていました。

すると先生が診察する様子の絵を

しょごにみせながら、

「しょごくん、このいすにすわるよ」

「みてみて、いまからもしもし、しますよ」と

絵を指しながら先生が言うと

なんとか座ることができて

健康チェックができました。

2.名前、年齢の質問

「おなまえおしえてください」

「なんさいですか?」

しょごに2回くらい質問してくれましたが、

しょごは答えられず、

キョロキョロまわりを見ていました。

先生も手元にあるカルテをみながら

「しょごくんだね~、3さいになるんだね」

ゆっくりしょごに言ってくれました。

3.好きなおもちゃで遊びながら様子をみる

「しょごくんはアンパンマンすきかなぁ」

「看護師さんといっしょにあそぼうね~」と

しょごに声をかけてあんぱんまんの

おもちゃを準備してくれました。

大好きなアンパンマンだったので、

嬉しそうにおもちゃに近づき遊びました。

しょごが看護師さんと一緒に遊んでいる姿を

じっと見たり、

私に

「いろんなおもちゃがでていると気になって

すぐ違うものをさわっているね」

「家でもこんなかんじかな」と

聞いてきたりしょごに

「ブロックをふたつ一緒にできるかなぁ」と

はなしかけたりしていました。

4.医師からの診断

診察がはじまってから30分たったとき、

先生から

「詳しい検査はこれからになりますが、

今お子さんを見ている段階で診断をつけることができます」

突然の言葉に

え?
この短時間でしょごになにかあるってのがわかるの?

と頭が真っ白になりました。

当時私は何も言葉がでてきませんでした。

しょごの様子をみてこれからのこと

簡単にまとめると

  1. 目にみえるものは少なく
  2. 言葉で伝えるときは絵をみせる、言葉はわかりやすく
  3. 集団療育からはじめよう

1.目にみえるものは少なく

今回おもちゃでわかりましたが、たくさんの情報があるとどれがいいのか

わからなくなってあれもこれもと集中できなくなっているのがわかりました。

おもちゃで遊ぶときは1種類、多くても2種類

着替えるときは、洋服だけが見える環境にするなど

必要なものだけをしょごにみせて今はこれをすればいいんだと

わかるようにしましょうとのことでした。

2.言葉で伝えるときは絵をみせる、言葉はわかりやすく

部屋に入って椅子が準備されていると

「そこに座ればいいのかな」と理解して、

座る人が多いと思いますが、

はじめての部屋、はじめて見る人に

しょごは何をしたらいいのかわからず、

声をかけても

ウロウロしていたしょごでした。

耳で聞くより、目で絵を確認することの方が

得意なので

困ったときは絵をみせることでしょごくんも

安心して行動できますよとのことでした。

また、言葉で伝えるときは

「おもちゃ、片付ける」といいながら

一緒に片付けたり、

走るのをやめてほしいときは

「走らない」ではなく「歩く」と言うことで、

しょごがイメージしやすくなるとのことでした。

3.集団療育からはじめよう

今まで誰かと同じことをする、遊ぶ経験がなかったので

経験してまわりとの関わり方をすすめていきましょうとのことでした。

5.次回集団療育の見学予約

「今その診断を聞かれますか、
今すぐに診断を聞かなくても大丈夫ですよ、

診断を聞かなくても、療育を見学、参加することはできます」 

「集団療育の方がしょごくんの成長に
つながるから、
まずは集団療育の見学から
はじめてみましょうか?」

その言葉に対して

「お願いします」としか言えませんでした。

「見学後に集団療育を希望される場合、
市に申請が必要になるので、

その後の説明などは相談員の方に詳しく聞いてください」

「じゃあ今日の診察はおわりましょう」

「しょごくんおしまい、
おもちゃかたづけるよ~」と言って

片付けをして診察が終わりました。

まとめ

医師からの言葉を1人で受け止めることが
できず、

どうしたらいいのか考えることが
できませんでした。

ただ医師やスタッフの方にすすめられたことを

「それでお願いします」としか言えず

集団療育の予約だけして帰りました。

最後まで読んでいただきありがとうございます

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