【自閉症スペクトラム】医師から診断名を言えると言われた日、発達の相談をしようと思ったきっかけ

成長記録

今でも覚えている医師から言われた言葉

2020年2月、長男しょご3歳4カ月の時、

診察室で兄しょごの

これまでの成長の様子

家や外での様子

先生からの質問に答えていく中で、

看護師さんとやりとりをしている姿をみながら

詳しい検査はまだですが、今までのお子さんの成長、診察室での様子をみている段階で診断名を言えます」

「今聞かれますか?」

この言葉を言われた瞬間をいまでもはっきりと覚えています。

最初に長男しょごの発達に不安を感じ始めた時

発達に不安を感じ始めた時は2歳になる頃でした。

不安に感じた部分は主に3つです。

  1. 言葉の部分
  2. 身体の発達の部分
  3. 食事の面

言葉の部分

話せる単語は、

車をみて「ぶっぶ」

犬をみて「わんあん」

アンパンマンをみて「アンパン」と言えましたが、

他は全部「あっあ」と話していました。

「わんわん、いる」

「まんまちょうだい」

などの二語文は全く話せなかったです。

身体の発達の部分

コップでお茶を飲むことがまだできず、

ストロー付きのマグを使用していました。

紙を破ることが難しかったり、

フォークやスプーンをうまく使えないことが多かったです。

走ることはできましたが、ジャンプはできませんでした。

階段は手すりの部分を持ってあがることができず、

両手をついてのぼり、降りるときはおしりをつきながら

歩いていました。

食事の部分

1歳の頃の離乳食は作ったものは

ほぼ全部食べていましたが、

二歳頃になると

少し大きいお肉を噛むことが難しかったり、

野菜も小さく切っていないと

食べないという場面が増えていました。

発達の相談を利用しようとおもったきっかけ

私が発達相談を利用しようと行動したのは、

幼稚園での入園面接がきっかけでした。

成長に不安を感じて、自分で「二歳 話せない」などで検索して、

【自閉症スペクトラム】

この単語がずっとでてきていました。

身内にも相談はしていましたが、

「男の子は成長がゆっくりだもんね」

「お兄ちゃんの時もなかなか話さなかったけどいきなり言葉がでてきた」

いろんな話を聞き、長男しょごも成長がゆっくりなだけ・・・

でももしかしたら違うかもしれない・・・

これをずっと延々と繰り返していました。

3年保育が可能な幼稚園に面接のお願いをした

3歳前になっても成長に不安を感じていましたが、

同じ年の子と遊ぶことがほぼなく

弟のはる(当時1歳3カ月)と遊ぶくらいだったので、

二年保育を考えていましたが、

幼稚園に行くことでしょごの成長の刺激になるんじゃないか、

いろいろなことを考えて3年保育と決めて、

バタバタと市役所に行き、幼稚園の書類を受け取り

幼稚園へ面接ができるのかすぐに確認の電話をしました。

「面接だいじょうぶですよ~」と

面接日は過ぎていましたが、快く受けてくださり

しょごと二人で幼稚園へ向かいました。

不安いっぱいの気持ちを抱えいざ幼稚園の面接へ

面接前に願書を書いていく中で、

「トイレトレーニングはできますか?」

「お箸の練習はできていますか?」

「お名前は言えますか?」

などの質問項目があったのですが、全くできていない状態だったので

面接に受かるのだろうか?

そもそも幼稚園面接に行っていいのかな?

と不安でいっぱいになりました。

でも、もしかしたらの希望を持って面接当日を迎えました。

平日の夕方に幼稚園での面接だったので、

登園している子供たちが教室にいたので「職員室で面接になります」と

言われ職員室へ案内されました。

小さな机と椅子があり、座ると面接が始まりました。

先生から

「こんにちは!」「お名前教えてくれますか?」

としょごに質問されましたが、名前を言えず、

周りをキョロキョロと見たり、「ああ!」と大声をだしたりして全く落ち着きがなかったです。

答えられない部分、ほとんど私が先生とお話をすることになりました。

すると、しょごは気になるものを見つけると立ち上がって

ウロウロし始めて

「しょご、座って」と話しかけても聞こえていないのか

「あっあ」と指をさして触ったり、落としたり。その場でぐるぐると周り始めました。

その様子をみて別の女性の先生が、

「しょごくん、お友達のいる部屋に行ってみる?おいでー」と

声をかけてもらい、違う教室へ行きました。

面接で先生から言われたこと

その後、先生から言われたことを簡単にまとめると

  1. トイレトレーニング、お箸は入園までにできなくても大丈夫、入園前に家で練習しよう 
  2. いつもお子さんは落ち着きがなかったりする?
  3. 入園している子で週一回幼稚園をお休みをして言葉の教室に通っている子がいる
  4. 3歳健診がまだとのことなので健診終了後相談してみては?
  5. 今定員オーバーで入園を待っている方が2~3人いるので幼稚園に通えるとは言えない

トイレトレーニング、お箸は入園までにできなくても大丈夫、家で練習しよう

面接に来られた方でトイレや、お箸をつかって食事ができる、両方できるお子さんは少ないそうです。

家でできたとしても、幼稚園でうまくできないときは全然あるので、

入園してからしばらくはみんなで同じ時間、決まった間隔でトイレに行くので、

今からすこしずつ家で練習していきましょうとのことでした。

いつもお子さんは落ち着きがなかったりする?

しょごの様子をみて「家でも落ち着きがなかったりします?」と言われました。

面接時のしょごのテンションの高さは今まで家では全く見たことがありませんでした。

どちらかといえばおとなしい子でだったので、

面接時のしょごのバタバタしている行動、

大声をだしているしょごを見て私はびっくりしていました。

今振り返ると、自閉症スペクトラムの特徴の一部分だったんだなとわかります。

入園している子で週一回幼稚園をお休みをして言葉の教室に通っている子がいる

「今幼稚園に通われている子で、話すのが少し難しい子が何人かいるんですけど、

その子達は週に一回幼稚園を早退やお休みして、

言葉のお勉強をする教室、

幼稚園とほぼ同じような活動を少人数で行う場所、

親子で参加してお子さんの困りごとの解決や、

お子さんの発達の状況をみて支援のサポートを

してくださる療育機関がいくつかあるのですがご存知ですか?」

と聞かれました。

「言葉の教室」「少人数でのサポート体制」「療育機関」

今まで聞いたことがない言葉ばかりで全然イメージがでてこなかったです。

3歳健診がまだとのことなので健診終了後相談してみては?

「3歳健診はまだですよね?

健診が終わった後に、なにか困ったことがあって相談したい人は個別で相談ができる時間が

あるので、一度相談してみてはどうですか?」

と言われました。

たくさんの子供たちをみている先生からのアドバイスで、

相談しようと決断できました。

今定員オーバーで入園を待っている方が2~3人いるので幼稚園に通えるとは言えない

「入園を取り消しにされる方がいれば入園することも可能ですが、今2~3人待っている状態なので

取り消しがない場合は、入園が難しいのですが一応待ちにいれておきましょうか?」

最後にこの話を言われましたが、発達に困っている方をサポートする言葉の教室、療育機関のこと、

3歳健診終了後の個別相談のことを言われ、正直、遠まわしに入園を断れている気がしました。

でも、希望はあるかもしれないと信じる私がいたので、

「すみません、待ちにいれてください」と答えました。

しょごにはなにもないと思いつつ、でも今のしょごでは幼稚園に行けない、

もしかしたら将来通うことが難しいのかもしれない、

成長がゆっくりなだけと安易に考えていた自分がものすごく嫌になって、

すぐにでも家に帰りたかったです。

そんな話をしているとしょごのと先生が別の教室から戻ってきました。

面接時の時よりもテンションが高く、大声をだしながら部屋を走り回って

「しょご、とまって。こっちに来て」

と声をかけても全然聞いてくれず無理やりしょごを抱っこをして走り回るのをやめさせました。

先生に挨拶して、急いで車に乗り頭の整理ができないまま自宅に帰りました。

さいごに

幼稚園の面接をきっかけに、今の私の考え方じゃいけないのかもしれない、

まずしょごの困っていることや不安に感じていることを、

専門の相談機関に話そうと決断できました。

最後まで読んでいただきありがとうございます

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